板東けいじ


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こんにちは板東です

こんにちは 板東です 板東敬治が伝える市政報告

2008年9月1日号



水を治めることが政治の原点

■ゲリラ豪雨の増加
近年、「降雨範囲が狭い」「降雨時間が短い」「時間当たりの降雨量が多い」という特徴を持った集中豪雨が増えてきています。
本年は東京や神戸市、岡崎市で人的被害を含む災害が発生をしました。平成12年9月にも、名古屋市周辺で時間雨量100oを記録、 50万人に避難勧告、死者9名、浸水家屋7万戸という雨による大災害がありました。

大阪府内での、時間当たり50o以上の豪雨の発生回数を10年毎にみると、
  昭和52〜61年   14回
  昭和63〜平成8年  18回
  平成9〜18年    26回
そのうち、70o以上の集中豪雨の回数が4割を占めるようになってきていることや、今年は各地で、観測史上最高の降雨を記録した地点が多かったことからも、 雨の降り方に変化が見られるように感じております。

■112oの雨量を記録
8月6日に降った大雨は、本市観測史上最大の1時間当たり112oを記録(総雨量は113o)
そのうち、10分での最大雨量は32oでした。
これまでの時間当たりの最大雨量が75oであり、経験してきた多くの集中豪雨が時間当たり40〜50oであったことと比較すると、 その違いが理解いただけるものと思います。
今回の集中豪雨により、本市で甚大な浸水被害が発生しましたが、被害状況は表の通りです。

8月6日の浸水被害状況(現地確認分)
    床上浸水 床下浸水
西北コミセン 香里北之町 41 290
香里西之町 10 174
香里新町 7 156
香里南之町 2 71
松屋町 0 1
豊里町 0 1
寿町 3 142
田井町 0 75
田井西町 0 10
東北コミセン 美井元町 18 87
三井南町 2 39
境橋町 6 0
成田西町 32 30
成田南町 7 0
成田東町 1 0
東香里園町 0 10
西コミセン 池田2丁目 0 2
池田3丁目 0 2
東コミセン 八坂町 0 108
本町 0 40
南コミセン 昭栄町 0 3
  小計 129 1241
  合計

1370



また、特徴として次のことが挙げられます。

○局地的な豪雨
市内には、雨量計則ポイントが5ヶ所ありますが、その結果は以下の通りであり、狭い範囲での違いが確認されます。 その結果として、これまでの本市での浸水地域と違った被害分布になっています。
  香里局  112o(10分最大32o)
  市役所局  58o(  〃  16o)
  点野局   50o(  〃  24o)
  堀溝局   11o(  〃   4o)
  梅が丘局  29o(  〃  11o)

○予測の難しさ
民間の気象予報会社から気象情報の提供をいただき、警戒体制を整えていますが、今回の雨の特徴は、突然、雨雲が自然発生をするという点にあります。 雲の動きをキャッチしながら予測を立てることができないことから、事前予測の難しさが言われています。


■行政の役割
治水対策は、川上・川下が関係することから、流域で考える必要があります。
例えば、本市域で雨水を河川に放流したとしても、川下で水の流れが滞っていれば、時間とともに水は溢れ出してしまい、浸水を引き起こします。特に、本市は内水域といって河川より住宅地が低くなっているため、地形の特性上、水が溜まりやすくなっています。
そこで、大阪府や流域関係11市によって「寝屋川流域総合治水対策」を策定し、整備に取り組んでいます。寝屋川は京橋口で他の河川と合流することから、川下の負担を軽減する施設整備を、関係自治体で行うものです。
対策としては「河川の改修」「導水路などの放流施設」「治水緑地、調節池、学校での雨水流出抑制施設」「地下河川」で、雨水が流れやすくすると同時に、降った雨が河川や下水道にすぐに流れ込まないように、溜めるための施設整備を行っています。

とはいうものの、本市での対策も必要であることから、「浸水対策・環境整備計画」を策定し、計画的に浸水対策を行ってきましたが、一応の整備は完了したという認識のもと、浸水対策の計画は今は策定されておりません。先に記した、「寝屋川流域総合治水対策」の未達成事項の完遂が先決事項だとの立場をとっています。ただ、校庭貯留施設の設置など、予算措置をして対策は続けている状況です。


■市内で取り組んでいる主な対策

○増補幹線
門真寝屋川(三)増補幹線(二)の建設が始まっています。萱島にある大平ポンプ場から昭栄町周辺まで府道八尾枚方線に沿って2240m整備されることになります。現在、中木田中学校の北側で、たて坑を掘る準備がされています。寝屋川以東の下水道の合流地域に効果があると見込まれています。完成時期は平成23年2月の予定、総工費は約43億円です。

○仁和寺調節池
府道京都守口線の新宝町交差点で、道路の複合利用として、1.6万・3の調節池の工事が並行して行われており、完成は平成21年秋頃です。

○校庭貯留浸透施設
学校のグランドに降った雨を一時溜めることで河川や下水道に流れる込む時間を遅らせることを目的に、2中、3中、中木田中、木田小、南小と整備されてきました。来年度は8中の整備予定です。

○特定都市河川流域の流出抑制対策
一定以上の開発行為に対して、条例を根拠として雨水の貯留施設を義務付けています。


■家庭でできる治水対策
都市型の洪水は、山や田んぼ、畑がなくなり、家やビルが増え、地面もコンクリートになったため、降った雨がそのまま河川や下水道に流れ込むことが大きな原因にもなっています。
行政が対策を進めることは勿論のこと、各ご家庭で少しずつのご協力が大きな治水・浸水対策になります。例えば・・・

○雨水を溜める
雨どいから流れ落ちる水をバケツなどに溜めておく

○大雨の時は、風呂の水を流さない
お風呂や洗濯の水を流すと、下水道に負荷をかけることになります。

○庭や駐車場はできるだけ土に残す
「流出係数」という言葉があります。これは雨が降った際に、地面の形状でどのように雨の流出量が違うのかというものです。
 《雨が1降った場合》   アスファルト   0.9  が流れ出す
                土    0.3〜0.6が流れ出す
土であれば地下に浸透することで、河川や下水道へ流れ出す雨量が減少します。


■これからの治水・浸水対策は?
集中豪雨では、河川や下水道の許容量以上に水が流れ込んでいることが原因となっています。
特に、最近の集中豪雨のように短時間に多くの雨が降った場合、限界点を超えるケースが増える傾向にあります。
現在進められている治水・浸水対策は、かつてあった「八尾水害」で降った最大実績降雨が基準として策定されており、その雨量は時間当たり約62oでした。40年に1度の大雨に対応できるように対策が進められていますが、基準を超える降雨への対策が必要になります。

私は、現在の寝屋川流域浸水対策の計画を早期に完成させることが、まずは、肝要だと考えております。
そして、それだけでは最近の豪雨に対応できない場合も考えられることから、並行して、雨水貯留施設の整備が必要だと考えております。それは、学校のグランドや、一定規模のある都市公園の利用です。
そして、市民の方々のご協力の下、地下への雨水の浸透を行えるような、コンクリート面の削減です。アスファルトやコンクリートに形状を変えることが文化的だとしてきた神話を捨てることが大切だと考えております。本市の場合、歴史上の土地の成り立ちを考えると、浸透する雨水の量は多くは期待できませんが、保水力などを考えた場合、少しずつの協力が大きな力になると考えております。

雨の降り方が変化してきていることからも、新たな対策を上乗せしなければなりません。大きなインフラ整備だけでなく、雨のメカニズムを変える環境対策を含めた治水・浸水対策に取り組んでまいります。


寝屋川市 年表A

  シリーズねやがわ史


4世紀 太秦丘陵に古墳が造られる
     朝鮮半島・伽耶との交流・・・法復寺遺跡(高宮付近)の土器より
5世紀 茨田堤の築堤
     「日本書紀」に茨田堤の説話が掲載
     茨田屯倉の設置
     これらは、河内政権存立に必要な淀川水系の支配が目的

6世紀 木田付近に集落が営まれる(長保寺遺跡)
     寝屋古墳が造られる

7世紀 石の宝殿が造られる
     高宮に伽藍を備えた寺院が造られる

8世紀 「川内国」から「河内国」へ国名表記が変更になる
     僧行基、直道、茨田堤樋等を造る
     茨田郡の堤がたびたび決壊
     772年 茨田堤6ヶ所決壊
     784年 郡内の堤15ヶ所が決壊
     785年   〃 30ヶ所が決壊
     

 


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